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【046】ケトン体は多いほど良いのか?

糖質制限を始めると気になるのが、ケトン体だと思います。

 

私も血中ケトン体(以下:ケトン体)を測定するまで、

自分がどれくらいケトン体を作れているのか?全くわからず、

きちんと糖質制限できているのか?不安に思っていました。

 

私は、まず尿中ケトンの測定から始めましたが、

尿中ケトンは、余ったケトン体だけでなく、

使えなかったケトン体である可能性もあるので、あまり役に立たないと思い、

血糖値とケトン体の測定機器を購入し、これまで測定してきました。

 

【血中ケトン体についてのMEMO】

0.5mmol/L以上 低インスリン

1.0mmol/L以上 ガン予防

3.0mmol/Lくらいまで 栄養学的ケトーシス

8.0mmol/Lくらいまで 生理的ケトーシス

 

※一般的に、血中ケトン体が0.5mmol/L以上あれば、糖質制限がきちんとできているとされています。 

※1mmol/L=1000μmol/L

 

果たして、ケトン体は、多ければ、多いほどよいのでしょうか?

 

私自身の測定結果をいくつか紹介します。

 

 

 

総ケトン体11300、インスリン21.1

 

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これは、病院に着いてすぐに受付で倒れて、

院内を車椅子で移動したときの検査結果です。

このときの血糖値は72でした。

血糖値も一定以上あるのに、

インスリン(前)も21.1と高値で、

そしてケトン体も11300μmol/Lというビックリな数値です。

 

 

ケトン体3.0~7.1

 

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この2つのパターンは、かなりよくあるパターンでした。

どちらの場合も体調が悪く、意識を失いそうな眠気や全身の痛みがありました。

 

 

 

血中ケトン体は高ければいいというものでもない

 

写真の通り、私の場合は、

血中ケトン体が高ければ万々歳というような単純なことではありませんでした。

ケトン体をいくら作っても、使えないと意味がないし、

必要以上に作れば作るほど、貧弱な私の肝臓は疲れてしまうようで、

血液検査の結果、肝臓関連の数値も悪かったです。

 

自分で実際に測定して、体調と合わせて観察してみた結果、

安易に血中ケトン体濃度を上げることより、

脂質代謝をしっかりまわすことのほうがよっぽど大事なのではないかと、

最近は考えています。