Racca Style +

With you around, everything is special!

【228】初めての松山⑦

f:id:RACCA:20180308200530j:image

f:id:RACCA:20180308200547j:image

夫君が単身赴任している間、私の中で少しずつ不安が大きくなっていっていた。

でも、頑固な私は、なかなか素直になれなかった。

フラついて、言葉が出ないことがあっても頑張り続け、起き上がれなくなり、精神的にも『アレ?ちょっとマズイな…いつもの自分はこんな考え方しないよなぁ…』と思ったとき、やっと夫君にこの事を話すことができた。

 

私は、夫君の転勤に黙ってついていくのが嫌だというのもあったし、のび太君を小学校はせめて今の学校で卒業させてあげたいという思いもあり、フルタイムで仕事をしながら一人で子育てをするという選択肢を選んだ。

けれど、家族が離れて暮らすことは、想像以上に辛かった。

たまに帰省した夫君とのび太君がboard gameをしている様子を布団の中から眺める度に、親子の貴重な時間が少なすぎることも気になった。(私は具合が悪くて布団の中)

そして何より、たとえ喧嘩することがあったとしても、相談する相手さえ近くにいないことはやっぱりとても寂しい。

のび太君が中学生になれば、高校卒業まであと6年…のび太君と二人暮らしをすることを考えたら、その寂しさと不安感でおかしくなりそうだった。

 

夫君に話してみると、

  • 君の気持ちはわかった。
  • 家族呼び寄せの方法を会社に確認しておく。
  • 引っ越しする場合、しない場合、それぞれのメリット・デメリットを明確化し、その上でみんなで話し合おう。
  • のび太君の入学もあるから、〇月〇日までに結論を出そう。

とのことだった。

 

結論を出すタイムリミットを決めて、取りうる選択肢とそれぞれのメリット・デメリット、家族がそれぞれ考えて、話し合った。

のび太君も、『お友達と別れるのは寂しいけれど、僕がパパの立場ならやっぱり単身赴任はイヤ。』とのことだった。

のび太君の高校卒業まで、あと6年。

長い人生の中で、家族みんなで暮らせる時間はあと6年しかない。

みんなで暮らそうよ!

ということになった。

 

引っ越しに際して、私の問題は、病院だった。

調べてみても、聞いてみても、引っ越し先には病院がなさそうだった。

今の状態で検査結果の数値だけ診られたら、即入院させられてしまう恐れもあった。

『飛行機で毎月通院していいよ』と、夫君が言ってくれたおかげで、私はとても安堵した。

仕事はしたければしてもいいし、しなくてももちろん構わないと、夫君は私の事を気遣ってくれた。

 

松山に引っ越す事を決め、来年度の辞令内示を待ち、夫君が住む松山へ今回行ってきた。

物件の選定は、事前に一緒にネットで行い、2週に渡り、夫君が現地確認をしていたため、ほぼ確認のみだった。

細かい契約は、委託会社が行うため、自分たちがすることはあまりない。

 

そんなわけで、初めての松山1日目の午後からは、夫君がいろんなところに連れて行ってくれた。

いつもより目まぐるしく動いて、疲れたけど楽しかった。

夫君がよくいくBarにも連れて行ってくれて、とてもいい時間を過ごせた。(他の記事でも書いたけど)

久しぶりに飲んだので、心配した夫君は滞在先のホテルまで送ってくれて、私が眠るまで側にいてくれた。

どうやら眠ったのを確認してから、お家に帰ったようだ(笑)

 

夫君とふたりきりで過ごした二日間。

私は、割とどこでも手を繋ぎたいときは繋ぐし、ハグもしちゃう派だけど、それを拒否せず(笑)、受け止めてくれる夫君が側にいてくれると、とても安心した。(デパートのエスカレーターは高確率でハグしたくなる)

 

これから、引っ越し関係の手続き、のび太君の卒業・入学、私自身の退職等、急ピッチで進めなければならないことが沢山あるけれど、家族みんなde松山暮らしがとっても楽しみ!

 

初めての松山シリーズはこれでおしまい!