【096】読了【すべて真夜中の恋人たち】
今週のお題「読書の秋」
P.5
耳を満たすイヤホンから流れてくる音楽はわたしを満たして、それがすべてになってしまう。(『すべて真夜中の恋人たち』より)
最初のページのこの文章で、スーッと本の世界に入っていけました。
P.12
独身で仕事だけをしている女性の気ままさに怒りを感じているみたいで、自分がどれだけの思いをして今の生活を維持しているか、あなたのような人がどれだけ楽をしているのかということをため息をつきながらえんえんと話すのだった。(『すべて真夜中の恋人たち』より)
うんうんと、頷きながら読んでしまいました。
独身云々は関係なく、親子間でも、他人との間でもわりとあることで、
その価値観の押し付けに、うんざりすることが多々あります。
『お言葉を返すようですが。。。』と反論したい気持ちも
無きにしもあらずですが、
こういうのは相手にしないのが一番だと最近思うなあ。
人生の時間の無駄!
P.49
安っぽい精神的セレブ病みたいなもんね
(『すべて真夜中の恋人たち』より)
あるある!それ!
初めて川上未映子の本を読んだのですが、
詩のような美しい文章で、
すらすらといつの間にか一気に読んでしまいました。
他の作品も是非、読んでみたいと思います。