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【652】読了☆精神医学の57年

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【読了☆精神医学の57年】 #abramhoffer #niacin
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【MEMO】
①優れた医学・精神医学の治療法において必須の要素は、❶シェルター❷良質の食べ物❸患者さんに礼儀正しく接すること❹分子整合療法、この4つである。
統合失調症精神疾患ではなく、ある遺伝的基礎にともなう生化学的な異常により起こされること、そして生化学的手段で効果的に治療できる。
③3つの単純な食物ルール❶可能な時には砂糖を含有する食品は全部避ける。砂糖を含有する食品は、他の食品添加物も含んでいる。砂糖を避けることは、栄養価を改善する。❷アレルギー体質の人は、アレルギーを起こす食品を全て除く。❸個人間の相違に配慮する。
統合失調症の診断の難しさは、これらの患者さんたちは躁状態の時はいつも統合失調症の特徴を示すが、彼らがうつあるいは正常の時にはめったにそれを示さないことである。
⑤1950年代、患者さんを閉じ込めた主な理由は公衆を保護するため。入院は、善行のための休暇を奪う終身刑であった。50年後も状況は良くなっていない。唯一の本質的な違いは、建物の中に閉じ込められなくなったこと。その代わりに用いるのが、法律上許可された一時的に抑制する精神医学的な化学療法(抗精神薬)である。今では彼らの脳を毒性のある薬で閉じ込めた。
⑥現代の精神医学がよりよい情報をもてるようになる時は、診断をするために、簡単な臨床検査とビタミンへの反応をみることに依存することになるだろう。
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【思ったこと】
①に関しては、シェルターの大切さを改めて認識した。藤川先生が子供の治療のために、母親も同時に指導を行う理由は、ホッファーの言うところのシェルターを確保するためであろう。お母さんが元気でないと…ね、やっぱり上手くはいかない🌀今の時代、理不尽を教えるのも親くらいしかいないし、親が萎縮しすぎるのも良くないと私は思うけれど、それでも愛情が溢れた、子供が安心して自分らしくいられるシェルターは大事だと思う。
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③は、今ではもう少し発展していて、③-❶は砂糖の制限⏩糖質制限なんだと思う。難しいのは、③-❸である。この日本という国においては、なかなか難しいことだと思う。しかし、何より難しいのは、【本人の理解と納得】である。のび太君に、『どうして僕は糖質制限プロテインサプリメントをやらないと、普通にできないんだろう?原因がわからない。みんなと違うことが辛い』と最近正直な気持ちを吐露された。少し良い状態を保てるようになると、もう別人のようになったかのように【そんなのいらないのだ‼️】と反発し始めるわけだが、少し取り組みを緩めると、症状が再燃してきてしまうのだ。のび太君の気持ちは、私もそれなりに通ってきた道なのでよく分かる。思春期の子供に受け入れろという方が無茶なのかもしれない。
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④は、サプリメントの服用をサボってナイアシンが少なくなると、幻聴・幻覚が出てくるが、ナイアシンを飲んでいる限りは出ないわけなので、診断は難しそうだ。
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⑤に関しては、親が死んだときのことを考えると…一抹の不安はある。今、この分子栄養療法で良い状態を保てていても、将来、自分で調整しながら、自分らしく生きていけるのだろうか?ホッファーも本の最後の方で書いていたが、分子整合精神医学に理解のある地域や専門職のサポートがあった方が安心だ。しかし、実現はまだまだ遠そうである。従って、現状できることは、(a)親がなるべく元気で長生きしてサポートすること、(b)本人に根気強く、その必要性とコントロールの方法を伝える、というこの2点くらいなんだと思う。特に(b)については、のび太君が将来、経済的にも無理なく続けていけるように、高額な医療用サプリメントは使わずにやっている。(消化酵素だけは、効率を上げるために、ある程度改善するまでは医療用消化酵素をドーピングすることにしたけど🌀)
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⑥に関しては、のび太君を観察している限り、どうやらB3依存症であることは間違いなさそうである。減らすと症状が再燃するので、止める理由はないなぁ。(アレ?と思うことがあり、現在ナイアシン再び斬増中だが、もう1000mg×3回=3000mg per dayは突破した。それでも、一番沢山飲んでた頃の量の半分ほどだ。ちなみに空腹時に飲んでも全くフラッシュしない😅そして、この本にも書いてある通り、1日3回に分けて飲むほうが調子はいい)
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この本を読んでいて驚いたのは、選択理論と繋がったことだ。なんと⁉️ホッファーのHODテストを日本語に翻訳したのは柿谷先生だった。柿谷先生は、選択理論のウィリアム・グラッサー博士の本も翻訳している。もう10年以上前だが、まだ日本に選択理論の指導者がほんの数名しかいなかった頃、夫君が学んでいて、家族で月一くらいで先生がライフワークとして開催していた勉強会兼食事会に参加していたのが懐かしい。
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ふむ。ちょっと夫君が興味を持つキッカケになるかも💡 今でも充分、夫君にはサポートしてもらっているので、これ以上を何かを望むのは贅沢かもしれないけど🌈