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【1104】沖縄へ 其の陸


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【沖縄へ 其の陸】



小学生のときに読んだ本【ひめゆり沖縄戦】の場所をやっと訪れることができた。

残念ながら、工事中でひめゆりの塔も、ひめゆり平和記念資料館も見ることができなかった。また、次回以降、行こうと思う。

ミッドウェー海戦で大敗を喫した日本軍は、南西諸島の防備のために沖縄守備軍を創設し、学徒隊まで動員して、本土決戦への時間稼ぎのために持久戦を強いた。その結果、住民の約1/4、15万人が犠牲になった。

琉球時代の薩摩藩による実効支配、その後、明治になって日本に併合され、昭和になると本土に先立って戦地と化すことに…そして、戦後は米軍の占領下に置かれ、日本に復帰した後も多くの米軍基地を抱える羽目になっている。
沖縄のアイデンティティーは、短期間のうちに揺り動かされてきたと思うけど…
不透明な東アジア情勢にある現在も、地理的な条件やイデオロギーにより、常に沖縄が不安定さを抱えていることは、理解しておかなければならないと改めて思った。