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【034】不確定要素が多すぎる人体(論文と生化学的事実)

論文が通っていく過程を私は見ていたことがあるので、

論文は、確定した事実というより、

こういう事実があるらしいですという報告に過ぎず、

追試をして、世界中の科学者たちが検討するものだ

と思っています。

 

ましてや、化学の世界と違って、

医学の世界のものは、個々の不確定要素が多すぎて、

必ず○○になるとは言えないような気もします。

(つまり同定できない)

 

個々の不確定要素の違いからなのか、

生化学的事実でさえも、その通りのデータが出る人、出ない人、

やはり個人差が多いようです。

(同じことに関しても、Dr.と私の結果は違いました)

 

論文も生化学的事実でさえも、

不確定要素が多い人体においては、

『〇〇だから〇〇』とは、言い切れないのでは?

 

物事は単純化すればいいというものではありません。

必ず単純化すればその弊害もあるはずです。

であれば、誰かが取りあげた目新しい論文に振り回されるのはバカみたいです。

 

それよりも、血液検査の結果や情報を利用して、

自分なりにいろいろ実験をしながら、

自分の問題と向き合い、少しでもラクに生きられる方法を

ボチボチ探すことのほうがずっと有意義なことだと私は思います。

 

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